大手の塾は入塾テストがあるんだって。
受からないと通うこともできないのか。
今日はそんな塾に長男くんが入るための入塾テストを受けに来ている。ふだんだったら2人でお出かけなんて私が望んでも許されないが、初めて電車で行く場所ということで彼の希望。
終わるまで私はマックでコーヒータイム。
がんばれよ〜と、心で祈りながら、これ高校受験当日とかどう過ごす?って思う。
母だよなぁ。
いつだって最善を願ってるよ。
転んだって、起き上がった先にもっといい未来があると信じて願うよ。
君が何歳になっても、永遠に幸せを願うよ。
大きくなるほどに、自分でどうにかしていくわけで、母は何もできなくなる。
むしろ手を出しちゃいかんってやつ。
べったりママっ子を手こずって育てながら、多分この子はスッと私の手を離す日がくるな、それは早いかもしれないと思っていて、その通りだった。
子どもがもっともっと小さい時、
『未来の私は子離れできるのかー?したくないよぉー。かわいいかわいいしたいよぉー。』と悶えていた。ずっとほっぺハムハムしていたい!ぎゅーってしたい!こんなかわいい子と距離をとるなんてできるのか!?って。
心配していた過去の自分よ、大丈夫、意外と慣れるぜ。
物理的にでかくなっていくので、自然と「かわいいかわいいの対象」じゃなくなってくる!
むしろ、頼もしい、になってくる。
小学校の卒業式はスーツを着たのだけど、スーツ姿が、思ったよりお兄さんに見えた。
母はどれだけ涙しちゃうだろうと思ってたけど、その姿で堂々と式に出ている姿を見たら、思ったより涙は出なかった。
嬉しいなって思えた。立派になったな、成長してるなって。
さみしさを、うれしさ側から捉えられたら、とても幸せ。