高校の時からの仲のいい5人組がいる。
田舎の高校の私たちは、大学進学のため、それぞれの場所へ。
大学に入ると、新天地で一人暮らし。勉強にバイトにと皆忙しい。
東京に出てきた私含め3人は時々会っていたが、それぞれ彼氏ができるとさらに忙しくなった。
そんな中、1人は高校のときの同級生とおめでた婚をした。
周りが就活に励んでいる時期でのおめでた婚は、彼女にとって大きな転機だっただろうな。
その時の赤ちゃんは、もう成人を迎えて、しっかり働いている。すごい!
就職し、結婚適齢期といわれるころ、私ともう1人は結婚した。
私も彼女も、子宝を望むもすぐには恵まれず、不妊治療のクリニックに通ったりしつつ妊娠・出産。
子育てに重きを置いた生活を選び、ここまできた。
そして私は思いがけず離婚することになったのだけど。
私たちは、会えばいつだって変わりなく話せる気の置けない関係。
でも、しょっちゅう連絡をとったりはしない。
いつまでも変わらない関係でいられる自信からなのだろうか。
と、書いてみて気づいた。
それもあるが、何より、ライフステージが違うと、話が合いづらかったのだ。
今の時代はまた違うのかもしれないが、私の頃は「結婚」のウェイトが大きかった。
今ほど共働きは当たり前じゃなく、類は友を呼ぶのだろう、私たちはバリバリ働くより、結婚したら子どもを産んで家庭に重きをおきたいと思うタイプだった。
20代も半ばになってくると、彼氏がいれば結婚はどうしようとか、いなければ相手は一体どこにいるんだ、出会いがないとかいった話を同じテンションで繰り返す。
女性は、共感してほしい生き物。共感できる話題こそが盛り上がる。
でもだんだんと、互いのライフスタイルが変わっていき、
結婚している人としていない人
子どもが既にいる人と妊活中の人
と違う立場になる。
お互い、気も遣う。
みんな、ゆくゆくは子どもは欲しいと思っているのを知っているから、自分が子育て100%の中で会うのも少し気が引けたっていうのもある。
独身でいる子の、お金と時間に余裕があって自由を謳歌して遊んでいるキラキラした生活と、共通の話題が少なくなってしまった。
お互い、「いいな〜」って言い合うに終始するというか。
最後に結婚した子は、数年前の40歳のときだった。
結婚祝いは贈ったものの、やはり連絡はこまめに取っていなかったが、今回離婚したことで報告しようとLINE。
するとなんと、うれしい報告が!!
もうすぐ、出産予定とのこと😆😆
不妊治療を続けてて、やっと授かったとのこと。
わあー、よかったね!!治療がんばったんだね!!赤ちゃんに会えるの楽しみだね!
友達の幸せがこんなに嬉しいなんて。
最近、人の幸せで泣けるもんな。
自分が不幸でも、他の人が幸せならよかったねって嬉しくなる。
幸せ、わけて〜!って思う。
幸せのシャワー、こっちにもふりかけてちょうだいな!(^ ^)
よかった、こんな中でも他人の幸せを喜べる自分でいれて。
「いいな〜」なんて言葉も浮かばなくてよかった。
私が離婚して、人生が大きく変わるころ、彼女は初めて母になるのだ。
同じ年でも、彼女はここから新しい世界が開けていく。
かつての私がそうであったように。
ということは、ということは・・・
わ〜い( ✌︎'ω')✌︎ 私もまだこれからじゃね?
「あのね!ママの友達がね!同じ年なんだけどね!もうすぐ赤ちゃんが産まれるんだって! すごいよね〜うれしいよね〜 ってことは、ママの人生もこれからってことじゃない?まだまだ、ここから新しい世界始まるんじゃない? もぉさぁー、ママ、年だと思ったけどさ、まだ若いよね 人生これからじゃんって思っちゃった!!」
って子どもに興奮して伝えてみた。
「う、う〜ん・・そうだね( ・∇・)」ピンとこないものの、肯定してくれる二男くん。
よくわからんが、ママが前向きで嬉しそうなのでよかったんじゃね、という反応の長男くん。
「自分次第ってことやね。」と大人っぽくまとめてくれました。
彼女のおかげで、自分の歳も状況も、未来が明るいように思えてうれしかった。
何歳だって、何があったって、自分次第でいつでもスタートにできるよね。
ありがとう。無事に出産を迎えられますように。